ほめること 小さなヒント

あなたも素敵、自分も素敵の関係を作るには

相手をほめること、認めることが大切だとはお伝えしました。
しかし、自分が自分のことを認めていないと、今度は「卑屈」になってしまうこともあります。

大事なスタンスは、「あなたも素敵、私も素敵」です。
どちらか一方だけがすごいとか、すごくないとか、そういう話ではありません。

これは、婚活に限りません。
先輩や同僚、後輩や、友人についても同じです。

大切なことは、自分を認めているということが大切になります。
その上で、相手も認めます。

では、自分自身のことが嫌いだとか、認められない場合はどうすればいいのでしょうか。
その点についてお伝えします。

前提として知っておいていただきたいことは、自分が自分のことを好きじゃないのに、他人が自分のことを好きになることはないということです。
もし、自分が自分のことを嫌いなのに、他人があなたのことを好きだと言っているのならば、あなたをとりまく、なんらかの永続的ではない要因(容姿や地位やお金など)を好きな場合もありますので気をつけてください。

1.自分を認める方法

  1. 自分を受け入れる: 自分の長所だけでなく、短所や失敗も受け入れることが大切です。完璧を目指すのではなく、自分自身をありのままに受け入れることで、内面からの自信を育むことができます。自分の長所ばかり見ていてもダメですし、自分の短所ばかり見ていてもダメです。あくまで、両方ともにある、ということを受け入れます。
  2. 小さな成功を喜ぶ: 日常生活の中で小さな成功を見つけ、それを喜ぶことで自信を築きます。例えば、仕事で何かに困っていたことが、ちょっとしたことで解決できたり、誰かの助けになったりしたときなどです。その小さな成功を喜ぶことが大切です。
  3. 自分を責めるのではなくほめる: 自分自身に対してあれができていない、これができていない、とを言う代わりに、自分自身のことを責めがちの人は、自分がよく頑張っていることなど、自分で自分をほめるようにします。自分の価値を認め、肯定的な言葉で自分自身を励ますことが重要です。
  4. 自分の強みを知る: 自分の強みや才能を理解し、それらを活かす機会を見つけましょう。自分の能力を知ることで、自信を持って行動できるようになります。自分の苦手なこともありますし、それをやらなければならないこともあるかもしれません。でも、少しずつできるようになることも多いですし、自分が得意なことは普通にこなしてしまいますが、実はそれに気づくことも大切です。
  5. 目標設定と達成: 達成可能な目標を設定し、それを達成する過程で自信を築いていきます。目標を達成するたびに自分の能力を実感し、自信を強化することができます。それは仕事における納期を少し自分なりに短く設定したりして、自分の中での小さなゴールを作ることなどがあります。毎日⚪︎⚪︎に⚪︎分取り組むというような小さなことでも続けると大きな力になり、そして、自信になります。継続は誰にでもできることでありながら、誰にでもできないことです。
  6. 自己反省と成長: 失敗や挫折を経験した時には、それを成長の機会として捉えることが大切です。自己反省を通じて学び、次に同じ状況が訪れたときにより良い対応ができるようになります。それを認識するようにします。どうしても、自分に対しては厳しくなってしまう人が多いです。その小さな失敗と成長を1日の終わりに振り返るなどして、日々、自分の自信を積み重ねるようにします。
  7. 感謝の習慣を持つ: 毎日、自分自身や周囲の人々、そして小さなことに対しても感謝の気持ちを持つことで、ポジティブな心理状態を育み、自信を持つことができます。この感謝というのはとても難しい人が多いかもしれません。感謝とは、何かをしてくれたときだけではありません。自分の家があることや仕事があること、体を動かすことができること、家族がいることなど、どんな「当たり前」に思えることに対して感謝することです。どんな「当たり前」に見えることでも、感謝してもしきれないようなことです。それを失ってしまうと、毎日が不平不満だらけになってしまいます。

自分自身を認め、自信を持つことは一晩にして達成できるものではありません。日々の努力と実践を通じて徐々に育てていくことが重要です。自己認識を深め、ポジティブな習慣を身につけることで、自分自身への信頼と自信を高めることができるでしょう。
特に一番最後に書いた「感謝」というのは「ありがたい」ことです。
「ありがたい」を漢字で書くと、「有難い」です。当たり前ではなく、「有難い」ことなのです。

2.どんなことにも感謝できる人になる方法

  1. 感謝日記をつける: 毎日の終わりに、その日に感謝したい3つのことを書き出しましょう。それは小さなことであっても構いません。この習慣は、ポジティブな出来事に焦点を当てることを助けます。小さなことというのは、朝、元気に起きれたこと、それだって感謝できることです。何も感謝すべきことなんかない、ということはありません。食事をできたこと、今日眠ることができることだって感謝できることです。もちろん、誰かが何かをしてくれたらそれを書けばいいです。
  2. 感謝の瞑想を行う: 瞑想の時間を設け、心から感謝できる人や事柄に思いを馳せましょう。この行為は、感謝の感情を深めるのに役立ちます。夜眠る前や朝起きたばかりの時などがおすすめです。朝だとどうしても仕事等が忙しくてできない人は夜、落ち着いた時に行うと良いでしょう。
  3. 人に感謝を伝える: 家族や友人、同僚など、日常生活で関わる人々に対して、小さな感謝の言葉を伝えることを心がけましょう。感謝を表現することで、人間関係が強化され、自分自身もポジティブな気持ちになれます。「言いにくいな」というときこそ、言った方がいいです。特に意識をすることは、「心を込めて伝えること」また、男性に関しては、いつも何かをしてもらっていることなどがあれば、モノなどの形にして返すことでも伝わりやすくなります。
  4. ポジティブな人と過ごす: 周囲にポジティブな人がいると、感謝の気持ちを持ちやすくなります。ポジティブな人々との交流を通じて、感謝の重要性や方法を学びましょう。ポジティブな人とは、「不平・不満」を言わず、いつでも明るい人のことです。世の中に対してでも、他人に対してでも、不平・不満を言っている人はそれがクセになっていますので、あまり近づかないようにするなどするようにします。もちろん、自分が世の中や他人に対して、不平・不満を言うのももっとダメです。
  5. マインドフルネスを実践する: 現在の瞬間に集中し、周りの世界を意識することで、普段は見過ごしてしまうような小さなことにも感謝できるようになります。瞑想が無意識に持っていくことに対し、マインドフルネスは思い浮かんだこともそのまま感じているのだなと認識することや、何かに集中しているときもマインドフルネスといえますので、自分が何か集中できることに取り組むことも含みます。
  6. 困難を感謝の機会として見る: 困難や挑戦は成長の機会を提供します。困難に直面したとき、それを乗り越えることで学ぶことができる点に感謝し、その経験から得られる教訓を見出しましょう。困難に対して、あいつが悪い、こいつが悪い、自分が悪い、ではなく、必要に応じて経験とします。ただ、もし、離れた方がいい場合には離れた方がいいです。絶対に辞めてはならない、とすることで自分の心を壊してしまうことがあるからです。
  7. 自然に感謝する: 自然の美しさや、季節の変わり目に感謝することで、生命の不思議や存在の美に対する感謝の気持ちを深めることができます。桜が咲いていることや、梅雨や、夏の新緑、秋の木枯らし、すべて自分の体があるからこそ感じることができることです。普段の日常でも感謝ができることでもありますが、たまには足を伸ばして海や山の自然に足を伸ばすことでもより感謝ができます。

感謝の気持ちを持つことは、日々の意識的な努力によって育まれます。感謝を習慣にすることで、人生に対する肯定的な見方が強化され、幸福感が高まるでしょう。

-ほめること, 小さなヒント